女性の健康 なぜか堂々とできないこと②

2つ目は、「生理にについて話すこと」をあげたいと思います。女性の間でも生理の話をすることは少ないように思いませんか?「今日生理でだるーい」くらいの話はしますが、自分の生理がどういう周期で、どのくらいの経血がでて、生理用品はどんなものを使っているか、あまり話したことがありません。

「生理の量が多かったら/生理が不順だったら、産婦人科を受診しましょう」というフレーズをよくききますが、実は生理の普通を知らない女性が多いのです。ちゃんとした調査結果はないのですが、生理に関する勉強会をしたときに、「私の量は多いの?」とみなさん疑問をもっていました。

ちなみに正常な生理の目安は以下だそうです。

・正常な生理期間:3~7日[*1]

・正常な経血量:20~140ml[*1]

[*1]日本産科婦人科学会編 :産科婦人科用語集・用語解説集 改訂第4版, p.59.

mlでいわれても想像がつきませんね。よくいわれるのは、昼でも夜用ナプキンを使う日が3日以上あったり、普通のナプキン1枚では1時間もたない場合は量が多すぎると考えていいようです。

なぜ女性が生理について話しにくいんだろうと思い調べてみると、そもそも歴史的に世界各地で「月経禁忌」といって月経をよくないものとして生理中の女性に触るな、同じ火を使うな、生理中の女性が触った食べ物は腐る、などなどといった言い伝えがあったそうです。そのためか、1888年に設立された大日本婦人衛生会が発行する婦人衛生雑誌にも、「婦人が月経のことと語ることは恥ずかしい」といった内容が書かれていたそうです(生理用品の社会史 田中ひかる著 ミネルヴァ書房)。最近はじまった話ではないんですね。

しかし、生理は女性の健康のバロメーターです。出血量が多いときには、他の病気が隠れていることがありますし、生理が乱れたらストレスが多くて精神的な負担がかかっていたり、更年期に向けてホルモンが減少していることもあります。自分の生理について知っておけば、何か変だなと思って産婦人科にかかることができますよ。

(文責 北奈央子)